Google+のAPIが公開されたのでまとめてみました

 本日、Google+APIが公開されました。現状としては試験段階で、APIそのものは2種類3パターンしかなく、レスポンス形式はJSON、及びJSONPにしか対応していません。また、制限がありますが申請すれば拡張可能です(後述)

APIキーの取得

 Google+APIの使用には、APIコンソールが必要です。Googleにログインした状態でAPIコンソールに行き、左側にあるセレクタから新しいプロジェクトを作り、Google+APIを有効にした上でAPI AccesというタブをクリックするとAPI Keyが取れます

APIの形式

 Google+APIはいわゆるRESTfullAPIで、特定のURLにリクエストを投げるとレスポンスを受け取る形式です。
 いくつか共通のリクエストがありますが、そのうち必須なのはkeyというキーです。ここに必ずAPIキーを設定する必要があります。

ユーザー認証

 Google+APIはOAuth2.0による権限委譲に対応しています。詳しくはドキュメントに書かれていますが、基本的にはリクエストの対象となるユーザーを指定するパラメーターにmeを使えるようになることを含めてFacebookと同じです。違うのはScopeに設定するのが権限の名前ではなく、サービスに対応したURLである点です。Google+であればhttps://www.googleapis.com/auth/plus.meになります。

APIでできること

 現在使用可能なAPIは大きく分けて二つあり、ひとつはユーザー情報の取得、もうひとつはストリームへの投稿内容の取得です。後者はさらに二つに分かれていて、特定の投稿と特定のユーザーの投稿の二種類に分かれています。
 ここで注目すべきなのは、投稿内容の取得です。再共有の場合、レスポンスのobjectという部分にURLを含めた最初の共有のデータが入っています。残念ながら、Tumblrのように途中の部分は入っていませんが、これは夢が広がるんじゃないでしょうか?

API制限

 APIに制限はありますが、これがかなりややこしく、一日に1000リクエスト、または一秒当たり5ユーザーとなっています。
 後者は、サーバーサイドのアプリでサーバー側でリクエストを生成するようなパターンに対して適用され、ユーザーのIPアドレスをキーuserIpに含めることで、そのIPアドレス一つ一つを独立したユーザーとみなして、各ユーザーごとに制限を化すことができるようになります。
 また、前述のAPIコンソールのQuotaから、APIの使用状況及び拡張申請画面に行くことができます。

まとめ

 現状では制限は多いですが、それでも結構遊べそうな気がします。拡張申請さえ通ればですが、それなりにあれこれするアプリが作れる…かもしれません